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地域貢献活動

地域金融機関としての取組み

 当会は、大阪府を事業区域として、最適なサービスの提供を通じて農業振興等に貢献し、利用者の信頼に応えてまいります。
 当会の資金は、その大半が府内JAにお預けいただいたご利用者の皆さまの大切な財産である貯金を源泉としており、その資金をもとに、農業基盤の拡充と発展を目的とした農業関連融資や地域経済を支える企業の発展を支援するための融資活動等を行っています。

事業を通じた地域貢献

地域からの資金調達の状況

 当会の令和元年度末の貯金残高(譲渡性貯金を含む)は4兆4,909億円となっており、うち4兆1,977億円は府内JAよりお預かりしています。
 また、組合員をはじめとする地域の皆さまの計画的な資産作りをサポートするため、目的に応じた各種貯金や国債、投資信託等の金融商品を取り扱っています。

地域への資金供給の状況

 当会の令和元年度末の貸出金残高は7,284億円となりました。
 JAの組合員の皆さまには、農業関連資金をご活用いただくとともに、資産活用等にはJAを通じた賃貸住宅ローン等をご利用いただいています。
 また、大阪府内に事務所を置く企業等の皆さまには、ご融資をはじめ、総合的な金融サービスをご提供しています。
 このほか、(独)住宅金融支援機構、(株)日本政策金融公庫の受託貸付金として106億円のお取引があり、今後も地域の皆さまへの資金供給を積極的に行います。

「中之島倶楽部セミナー」を開催

 JAバンク大阪中之島倶楽部では、「中之島倶楽部セミナー」と題し、税理士等の専門家を講師に迎え、組合員からの関心が高い生産緑地制度改正や不動産活用の種類・事業手法等をテーマとしたセミナーを開催し、参加者の皆さまに大変ご好評をいただきました。
 今後も、中之島倶楽部では、JAと一体となって、会員の方々の関心が高い税制改正や不動産活用、遺言等についての各種セミナーの開催や、相続・不動産・金融資産等に関するコンサルティング業務の充実に努めます。

地域密着型金融

中小企業の経営改善のための取組みの状況

中小企業の経営支援に関する取組み

 当会は、金融円滑化に係る相談窓口を、農業金融部及び営業部(法人営業担当)に設置しており、ご利用者の皆さまの経営実態等を踏まえて、経営のご相談や経営改善に関する支援を行う等、コンサルティング機能を適切に発揮できる体制を整備しています。
 また、金融円滑化に係るご相談には、事業についての改善や再生の可能性その他の状況を勘案しつつ、相談内容に柔軟かつ適切に対応するよう努めており、その際、必要に応じて他金融機関並びに外部機関との緊密な連携を図る体制を整備しています。
 令和元年度は、金融円滑化に係る条件変更等のご相談(6件、貸付債権額247百万円)に対応しています。
 なお、当会は、金融円滑化に係る基本的方針を、以下のとおり定めています。

金融円滑化に係る基本的方針
  1. 当会は、農業者又は中小企業者等のお客さまから、お借入れの申込みがあった場合には、お客さまの特性及び事業の状況を勘案しつつ、できる限り、柔軟に対応するよう努めます。
  2. 当会は、農業者又は中小企業者等のお客さまからの新規融資や貸付条件の変更等の申込み、事業再生ADR手続の実施依頼の確認又は地域経済活性化支援機構もしくは東日本大震災事業者再生支援機構からの債権買取申込み等の求めについて、関係する他の金融機関等(政府系金融機関等、信用保証協会等及び中小企業再生支援協議会を含む。)と緊密な連携を図るよう努めてまいります。
    また、これらの関係機関等から照会を受けた場合は、守秘義務に留意し、お客さまの同意を前提に情報交換を図り連携に努めます。
  3. 当会は、農業者又は中小企業者等のお客さまからの経営相談に積極的かつきめ細かく取り組み、お客さまの経営改善に向けた取組みをご支援できるよう努めてまいります。
  4. 当会は、お客さまからの、お借入れの申込みや貸付条件の変更等の相談・申込みに対する問い合わせ、相談及び苦情については、公正・迅速・誠実に対応し、お客さまの理解と信頼が得られるよう努めてまいります。
    また、お断りさせていただく場合には、その理由を可能な限り具体的かつ丁寧に説明するよう努めます。
  5. 当会は、上述のような金融の円滑化を適切に進めるために以下のような体制を整備しております。
    1. 金融円滑化管理委員会の設置
      金融円滑化の適切な推進のため、理事長を委員長とし、関係役員部長を委員として設置し、金融円滑化に係る対応を一元的に管理し、組織横断的に協議します。
    2. 金融円滑化管理責任者の設置
      運用担当常務を金融円滑化管理責任者、農業金融部長及び営業部長を金融円滑化管理担当者として、当会における金融円滑化の方針施策の徹底に努めます。
    3. 相談窓口の設置
      農業金融部及び営業部にお客さまからの円滑化に係る相談窓口を設置しております。
  6. 当会は、本方針に基づく金融円滑化管理態勢について、その適切性及び有効性を定期的に検証し、必要に応じて見直しを行ってまいります。
お客さまのためのご相談窓口
店舗名 所在地 相談窓口 電話番号
本 所

大阪市中央区高麗橋
3丁目3番7号

農業金融部 06‐6204‐6586
営業部法人営業担当 06‐6204‐6583
06‐6204‐6584
06‐6204‐6585
ご相談受付時間:月~金 午前9時~午後5時(金融機関の休業日を除く)
「経営者保証に関するガイドライン」への対応

 経営者保証に関するガイドライン研究会(全国銀行協会及び日本商工会議所が事務局)が公表した「経営者保証に関するガイドライン」を踏まえ、当会は、本ガイドラインを尊重し、遵守するための態勢を整備しています。
 当会は、お客さまと保証契約を締結する場合、また、保証人のお客さまが本ガイドラインに則した保証債務の整理を申し立てられた場合は、本ガイドラインに基づき、誠実に対応するよう努めます。

農業振興・自己改革

 農業を取り巻く状況の厳しさや、政府による農協改革の動き等を踏まえて、JAグループでは、今まで以上に農業の発展や地域へ貢献すべく、「自己改革」に取り組んでおります。
 当会としても、農業メインバンク機能強化に取り組むとともに、大阪農業振興サポートセンターを通じて、様々な取り組みを実践しております。

農業メインバンク機能強化への取組み

農業融資に対する取組み

 府内農業者の皆さまの多様なニーズに対応するため、JA・信連が一体となって農業者を訪問し、農業所得増大を促進するための様々な提案を行っています。
 具体的には、当会の取組みとして各種農業融資に関する相談に対応するほか、(株)日本政策金融公庫の受託資金を活用し、次代の農業の担い手による攻めの経営展開を支援するため、農業者の「経営能力」や「経営戦略」を積極的に評価する資金の提案を行っています。
 また、JAバンクとしてアグリシードファンドによる出資を府内農業法人に対して案内するなど、総合的な金融サービスを通じて規模拡大や財務基盤強化への取組み支援を行っています。

農業者への金融支援における取組み

 「JA農機ハウスローン」、「農業振興資金」、「JA担い手応援ローン」、「JA新規就農応援資金」、「農業近代化資金」といった府内JAにおける農業融資に対し、全国JAバンクグループの取組みとして利子補給を実施しています。また、当会の独自支援策として、農業者が借入を行った際に負担する大阪府農業信用基金協会の保証料の全額助成や農業融資に係る利子助成に取り組むとともに、各種農業融資商品や支援策について、より広く周知するためにJAバンク大阪ホームページにおける農業融資商品の紹介ページなどを通じて、府内農業者の皆さまの満足度向上や農業所得増大へのサポートを積極的に行っています。
 また、令和元年度も引き続き、平成30年台風第21号により被害を受けた農業者に対し、大阪府との協調による農業近代化資金への利子補給の実施や、農業融資に係る利子助成の拡充により、広く被災農業者の借入負担を軽減し、農業経営の維持や早期の経営再建の支援を行っています。

担い手支援に向けた取組み

 担い手農業者の農業生産増大と農業所得向上へのサポートとして、商談会等への出展費用や法人化に係る登記費用等、GAP認証取得費用、新規就農者への営農費用等の一部助成を実施しています。
 また、農家組合員・農業法人等からの多様なニーズにお応え出来るよう、府内JA及び当会に担い手金融リーダー(令和2年3月末現在府内JA・当会 計31名)を設置するとともに、資金相談・経営相談に精通する人材育成を目的に「JAバンク農業金融プランナー」資格取得者の拡充(同 計339名)を図っています。

大阪農業振興サポートセンターの取組み

 JAグループ大阪の中央会・各連合会が一体となって立ち上げた、大阪農業振興サポートセンターでは、大阪府と共同で農業の担い手育成に取り組む等、農家所得向上による大阪農業振興に向けて、様々な取組みを行っています。

担い手育成とJA支援
大阪府等と連携した担い手経営体育成支援(農の成長産業化推進事業)

 大阪府等と連携し、担い手経営体への育成支援を通じて、経営力強化等を図る以下の取組みを実施しました。
 具体的な取組みとしては、①府内若手農業者の経営能力を高める農業ビジネススクール「大阪アグリアカデミア」の開催、②重点農家と位置づける生産者の経営力強化・所得増大を図るべく、専門家等を個別に派遣する「経営強化コンサル事業」の実施、③新規就農を目指す方に対する栽培講習や地元農家との関係構築を目的とした新規就農「はじめの一歩」村@堺の開村・運営、を実施しました。

労働力確保支援

 農家組合員の労働力確保に対応すべく、JAが無料職業紹介事業者に登録して無料職業紹介所を開設し、農家組合員に求職者を斡旋する労働力確保支援事業を新たに展開しました。また、「農家で働く」ことに特化したJAグループ大阪農業専門求人サイトを開設し、農業を労働先として認知してもらえるように情報発信しました。

都市農業の理解促進対策(大阪農業PR・ブランディング対策)
大阪地産地消プロジェクトの展開

 大阪府内飲食店にて大阪産農産物を食する機会を創出し、安全・安心で新鮮な大阪産農産物の魅力を訴求することを目的に、(株)ぐるなびとのコラボ企画として地産地消応援WEBサイト「大阪産のお野菜さん」を運営いたしました。本サイトでは、大阪地産地消応援店舗の紹介や大阪産農産物を応援する情報発信等を行っています。今般、プロジェクトの一環として「旬熟 大阪ぶどう&大阪いちじくフェア」を8月に、「旬熟 大阪いちごフェア」を3月に府内飲食店にて実施しました。旬の大阪産農産物を使ったスイーツを一般消費者に販売することで、PRに努めました。

大阪農業PRプロジェクト「やるやん!大阪農業」の展開

 昨年立ち上げたWEBサイト「やるやん!大阪農業」にて、大阪農業の新しい価値を見つけ出し、その魅力を消費者にアピールしています。各農家の取組みを取材したコンテンツをサイトやSNSにより情報発信を行うほか、取材した農家を集め、農産物の販売を行うなど、大阪農業の魅力を広く訴求しています。

ガンバ大阪OfficialPartnerとしての大阪産米PRの展開

 今年度も(株)ガンバ大阪が運営するガンバ大阪アカデミー寮「青翔寮」に対し、年間9トンの大阪産米を供給しました。この取組みは、(株)ガンバ大阪OfficialPartnerとして、同クラブチームのブランド力を活用し、大阪産米の更なる認知度向上を図るものです。また、同チームのユース生による農作業体験イベント等を6月にJA茨木市管内の圃場にて実施したことに加え、5月及び9月のホームゲームにてPRイベントを実施する等、地域農業との交流を図っています。

クリスタ長堀での大阪産農産物マルシェの実施

 心斎橋周辺の地下街クリスタ長堀にて、農産物直売イベント「プレミアムマルシェ」を毎月開催しました。会場では農産物の販売のほか大阪農業PRリーフレットの配布や試食コーナーを設け、大阪産農産物の魅力を消費者に発信し、ファン拡大に努めています。また9月中旬の11日間、「大阪産グルメフェア」を実施し、クリスタ長堀地下商店街飲食店による大阪産農産物を使った限定メニューを一般消費者に提供しました。

大阪府立大学との連携

 当会は、「食」「農」「環境」をキーワードに、地域社会における学術・研究・人材育成等の分野において、人的・知的資源の交流・活性化促進を目的に公立大学法人大阪(大阪府立大学)と産学官連携基本協定を締結しております。
 本協定に基づき、当会は、「産学連携研究支援事業」として同大学の在籍教員が行う大阪府域の農業者等に貢献する技術開発のための研究に対し、平成25年度より研究費の支援を行っています。

  • 野生ブドウを活用した「大阪ワイン」
    ブランド用ブドウ新品種の選抜と
    機能性成分強化方法の確立

    生命環境科学研究科
    塩崎 修志准教授/平成29年度支援開始

     本研究は、高い機能性成分を豊富に含む野生ブドウとワイン用品種の交配種から、大阪におけるワイン作りに適した新品種を選抜し、初の大阪産まれの新品種を用いたワインの醸造及びその普及を目指すものです。

  • 大阪ブドウの継続的な栽培に向けた
    作業者支援システムの開発

    工学研究科
    内海 ゆづ子講師/令和元年度支援開始

     本研究は、栽培経験のない人でも作業を行えるよう、画像処理技術を用いてブドウの房の数や位置を自動的に認識する栽培作業補助システムを開発し、担い手不足の解消を通じて、大阪でのブドウ栽培の継続を目指すものです。

大阪府立環境農林水産総合研究所との連携

 当会は、地域社会における農業・食品・環境に関する技術開発、技術教育等を支援するとともに、新事業創出等地域の産業振興に寄与することを目的に、地方独立行政法人大阪府立環境農林水産総合研究所と研究支援基本協定を締結し、令和2年度より研究費の支援を開始いたしました。
 研究テーマは、食・農業・環境に関連するもので、農業新技術の実用化等、具体的に農業者の役に立ち、大阪農業の振興に繋がるものを対象としています。

  • 規格外のナスを原料とした
    GABA食品素材化の可能性調査

     規格外ナスの機能性を訴求して販路を創出するための可能性調査を行うとともに、規格外ナスを原料としたGABA高含有ペーストの食品素材化と販路開拓を実施し、現状廃棄処理されているナスの有効活用・有価値化を目指します。

  • 大阪オリジナルブドウ品種
    ‘ポンタ’の果皮色・味・香りの
    トリプル解明

     平成30年に品種登録したブドウ‘ポンタ’の味・香りの基本的な特徴を明確化し、また、果皮色に影響する栽培環境の調査と、果皮色が異なる果実の味・香りの分析を進め、‘ポンタ’のブランド化を推進し、大阪のブドウ産地の活性化を目指します。

  • 温暖化シナリオによる
    大阪府特産品ブドウ‘デラウエア’の
    発育の変動予測と適応策の検討

     地球温暖化シナリオと50年以上蓄積した栽培データを活用し、デラウエアの発育の将来変動を予測し、ブドウ農家が温暖化に適応した栽培管理を行うことや経営戦略を思考するための支援を目指します。

食農教育への取組み

食農教育教材本を活用した出張授業の実施

 JAバンクが全国の小学生に向けて贈呈している教材本「農業とわたしたちのくらし」等を活用した出張授業を実施しています。
 授業では、身近な野菜の特徴や産地等に関するクイズで農業への関心を高めるとともに、日本の食料自給率の現状や、地域農業の維持・発展の重要性について、府内JAと連携しながら子供たちに伝えています。

その他の取組み

信用事業を通じた府内農業の振興

 JAバンクでは、直売所の利用を通じて、大阪産農産物の新鮮さや美味しさを広く知っていただき、府内農業への理解を深めていただくことを目的に、JAが運営する直売所等※でのお買い物時にJAカードでお支払いいただくと、ご請求時に5%割引する施策を実施しています。

対象店舗は、JAが運営する直売所・ファーマーズマーケットです。一部対象とならない店舗があります(大阪府内の対象店舗:あすかてくるで河内長野店、あすかてくるで羽曳野店、愛彩ランド、JA大阪北部農産物直売所、Rizumieこーたり~な、ハーベストの丘農産物直売所「またきて菜」、畑のつづき龍華店、畑のつづき八尾店、畑のつづき天美店、畑のつづき東大阪店、畑のつづき松原店、畑のつづき柏原店、畑のつづき長瀬店、JA大阪市農産物直売所「おいで~菜」平野店、JA茨木市農産物直売所「みしま館」)。
本特典は、令和2年7月1日現在のものであり、予告なく割引率の変更や本特典を終了する場合があります。
その他、詳細はJAバンクのホームページをご覧ください(https://www.jabank.org/campaign/market/)。
『便利に“もぐもぐ”キャンペーン』の展開

 JAバンク大阪では、信用事業の利用を通じて、大阪産農産物の美味しさを知っていただき、府内農業への理解を深めていただくことを目的に、令和元年6月~令和2年1月(期間は府内JA任意)の間、『便利に“もぐもぐ”キャンペーン』を展開しました。本キャンペーンは府内各JAで定めるお取引をしていただいた組合員利用者の皆さまに大阪産農産物の加工品7つの中から1つをお選びいただくというもので、特典の農産物加工品をお楽しみいただきました。

JA大阪センタービル前での夕市の開催

 令和元年6月25日、7月19日、8月7日、11月12日、11月20日にJA大阪センタービル前で夕市を開催し、府内で生産された新鮮な野菜・果物・花苗を販売するなど、大阪農業と農産物の普及促進に努めました。

奇数月月末清掃

 当会では、奇数月の月末に、JA大阪センタービル周辺において職員一人ひとりが自主的に参加を行い、清掃活動を行っております。なお、11月末の清掃活動につきましては、大阪市主催の「大阪マラソン“クリーンUP”作戦」へ参加いたしました。

第29回「上方はなし・彦八まつり」への協賛

 地域社会との交流、地域文化への発展に寄与するものであるという趣旨に賛同し、令和元年8月31日、9月1日に開催された公益社団法人上方落語協会主催の第29回「上方はなし・彦八まつり」へ協賛いたしました。