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ごあいさつ

 皆さまには、日頃より大阪府信用農業協同組合連合会(JAバンク大阪信連)をお引立ていただきまして、誠にありがとうございます。
 当会は、1948年の設立以来、府内のJAを金融面からサポートするとともに、大阪農業の振興・地域経済の発展に取り組んでまいりました。
 このたび、令和4年度の業務実績や活動内容などをまとめた「JAバンク大阪信連 ディスクロージャー誌 Report2023」を作成いたしましたので、ご一読いただければ幸いに存じます。
 さて、令和4年度は、ロシアのウクライナ侵攻の影響等により世界各国で物価が高騰しました。また、欧米の中央銀行が、インフレ抑制のため継続して利上げを行った結果、金利が急上昇しました。
 一方、国内においては、欧米のような急激なインフレには至らなかったものの、原材料や燃料費の上昇に伴い製品価格への転嫁が進むとともに、大手企業を中心に賃上げの動きも見られました。金利面においても、欧米の金利上昇に歩調を合わせ、徐々に長期金利の水準を切り上げていく動きとなりました。
 このような変化の激しい経営環境ではありましたが、ポートフォリオの内容改善やリスクの抑制を図った結果、事業目標を上回る経常利益87億円を計上することができました。
 併せまして、「地域で一番頼れる金融機関」を目指し、JAと連携のうえ、組合員利用者目線に立ったマネーライフプランの提案を実践しその定着を図るとともに、大口安定利用者に向けた「財産診断」や「遺言信託」などにより資産承継ニーズにお応えしました。
 当会は、引き続き、組合員利用者本位を基本姿勢として、府内JAと連携し大阪農業の振興に注力するとともに、皆さま其々にとって最適でお役に立つ金融サービスの提供に努めてまいります。
 皆さま方におかれましては、今後とも変わらぬご愛顧とご支援を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

令和5年7月

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